【書評】本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術

 
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一回読んだ本は、飛び抜けて感銘を受けた本しか再読しません。今回は気になって再読した本の紹介。

著者の小飼弾氏はネット業界では有名で、一般の方でもライブドアとの関連で知っている人がいるんじゃないでしょうか。

凄腕プログラマーでありながら、超読書家。氏は幼いときに不登校でしたが、読書のおかげで今があると言うほど。

 

あらすじは一貫していて、本を読む素晴らしさを説いています。

特に感銘を受けたページを紹介しましょう。

本は空想のお供としては役に立つと思います。しかしそれ以上の実利を求めるのは、本に対してむしろ失礼というものです。

なんて痛快なのでしょう。

我々ビジネスマンはふと気づくと本棚はビジネス書ばかり。氏はそこに警鐘を鳴らしています。

あらゆるジャンルを楽しんでこそ、知恵がつき差がつく。付け焼き刃的な書籍ばかり読んでも役に立たない、ということでしょう。

また

学校では、テストのときに教科書を見てはいけないことになっています。・・・(中略)・・・社会に出れば、いかに適切に参考文献を探し出し、自分や会社にとって役立つところを引用できるかが勝負になってきます。

情報はあふれている。読書の役割の一つとして脳内にインデックスを増やす、そして参考文献をすぐに探せるようにすることがあります。

 

いま、世の中は知識がある職種がインターネットの発達によって淘汰されています。

そんな現代だからこそ、「脳内インデックスを増やすべき」ということでしょうね。

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