【書評】採用難を克服した社労士が教える お金をかけずにいい人材が採用できる 中小企業の求人戦略

 
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「採用難を克服した社労士が教える お金をかけずにいい人材が採用できる 中小企業の求人戦略: ハローワークも知らない求人票5つの欄の使い方」というタイトルで沖縄の社労士が書いた本。

同じく企業の求人をサポートしている私にとっては「中小企業の求人戦略」というダイレクトヒットなタイトルなので、手にせざるを得なかった。

基本的なことを取りこぼしなく行う

ここ5年ほど九州の中小企業の求人をサポートしてきて気づいたことがある。

それは、「基本的なことを当たり前にやっている企業が少ない」ということだ。

本書で述べられていることは至ってシンプル。
人によっては、なんて浅い情報しかないのだろうと思う方もいるかもしれない。

しかし、現場で求人獲得に汗を流している私には「よくぞ基本的なことを書いてくれた!」と拍手を送りたい気分だ。

基本的なことを具体的に書いていこう。

  • ハローワークに求人を出そう
  • 求人票に載せる情報は十分に吟味しよう
  • 特に仕事内容は十分に語りつくそう
  • 福利厚生も余さずに書こう
  •  職種欄のミスは命取り
  • どんな求人媒体を見た人でも最後はホームページを見に来る傾向が強い
  • できるだけ具体的に分かりやすく書こう
    本書での例:未経験者歓迎 ではなく 中途入社の7割以上が未経験からスタート
  • ホームページには、動画・写真をフルに使っていこう

これだけキッチリやれば、経験上だいたい求人は来る。

それは歯科衛生士や建築士など俗にいう「資格持ち」で求人倍率が異様に高くなっている業種にも共通することだ。

基本的なことを確実に行っていく。
当たり前のことをキッチリやれば、結果は出てくるという事実を分かりやすく説明した良書だった。

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